逃げ癖と壁について。

いつまでまがい物で満足しているんだい?誰かがそう囁いた気がした朝。日はいつもよりまぶしく、初夏の爽やかな暑さと供に小生は目覚めた。

これでもかと振られたコーラを開けたような、もの凄い勢いでアイデアが生まれた。小生の旅行は大体このように幕を開ける。でも膜は破れない。

先日、会社のトップと面談をした。そのときに言われた台詞が脳裏を駆け巡り未だ離れないのだ。「君は逃げ癖があるんじゃ無いか?」の一言が、ヘビーローテーションされているのだ。

否定は出来ない。高校は奇跡的に入学したが、バイトが楽しくて自主退学した。初めて入社した会社はあまりのブラックさに辞めた。履歴書へ書かれた"一身上の都合"は結局のところ逃げの理由なのだ。

しかし、人は逃げてばかりでは成長できない。成長したければ壁を壊さなければいけないときがある。トップの残した「逃げ癖」が何を指しているのか真剣に考えたが、多分アレから逃げていることを指摘されているのだ。

「薄々気がついていたじゃぁないか。」「でも、怖かった。」「今しかないよな?」「今こそ足を踏み出すときだよね。」

続く