カラオケの新たな楽しみ方。精密採点DXミリオンを試す。
カラオケ「DAM」ブランドを展開している第一興商さんの新たな採点ゲーム機能「精密採点DXミリオン」を試してきたので簡単な感想をまとめてみました。
精密採点DXミリオンとは
カラオケDAMの強みでもある精密採点のブランドで展開される一つの採点ゲームです。
注意したいのは、従来の精密採点とは大きく違っており、例えるならばiPhone 8系統とiPhone Xのような関係と考えて貰えると分かりやすいと思います。
精密採点DXミリオンはあくまで派生モデルと考えて下さい。
よって、従来の王道を行く精密採点DXーGと精密採点DXミリオンは一機種の中で両方利用出来るようになっています。
・100点が満点という概念を無くし、上限無しでどこまでも点数が伸びる。(理論的には)
・コンボ/ボーナスゾーンといった「音ゲー」感覚で楽しめるようなスコア仕様
詳細は下記ページで読んで下さい。
これまでの採点とはひと味違うことが分かったでしょうか。
使ってみた
LIVEDAM STADIUM STAGE(DAM-XG7000Ⅱ)の目玉機能的な扱いに見える物の、実際は現行機種のLIVEDAM STADIUMで利用が可能です。
予約
通常の採点ゲームと同じ画面から予約可能です。多分8000-01からも予約できるかとは思いますが、未確認です。
曲がスタートすると、従来通りの音程バーとその上部にスコア/コンボ値/ボーナスの項目が表示されます。楽曲冒頭ではその曲の最大コンボ数が表記されます。要するに、フルコンボするための値です。
コンボとは
楽曲の音程一カ所一カ所が音ゲーでいうノーツになっています。そこの音程が適合しているかいないかで判定され、連続して音程が適合しているとコンボになります。
例えば、上記画像の「まるで悪夢のような日々さ」を全て音程の合った状態で歌うと12コンボということになります。
ボーナスとは
音程のバーが左から右へ移動するのですが、その間を音程を外さずに歌うと2つ、外すと1つ画面右上のボーナスゲージが貯まります。最速で音程バー5本で埋まり、6本目で「ボーナス予告」がされ、7本目からボーナスタイムへ突入できます。
ボーナスタイム中は通常黄色で埋められる音程バーが虹色に塗られ、得点も通常より高くなります。
ボーナスタイム中はコンボゲージがボーナス時間の残りを示し、一定時間が経過するとボーナスタイムは終了します。
結果発表
結果画面です。上部に総合得点、左側はユーザー情報(DAMとも会員登録とログインが必要)、右側が採点結果の詳細となっています。
総合得点は音定点に各種テクニックの加点、コンボ数による加点がされた値となっています。DAM共会員であれば、ログインしている状態で自分のベストスコアが確認でき、スコア更新時にはUPDATEと表示されます。
また、音程はGreat/Good/Badで評価され、多少のズレはGoodと判別されコンボも継続するようです。
ちなみに、この楽曲は571が最大コンボ、私は508コンボという結果だそうです。もう少し…感はありますね。
感想
精密採点なの?
まずは疑問から。精密採点DXミリオンの名前の通り精密採点ブランドの名の下で展開されています。しかし、音程の評価が甘く感じられました。コンボ機能を目立たせるためなのかもしれませんが、それって精密なのかなぁという疑問。
楽しい!
なんだかんだいっても、カラオケの採点ゲームって「精密採点/分析採点」「ランキングバトル/全国採点ONLINE」の二つとお子様向けの採点ゲーム、シンプルな採点ゲームといった四つのカテゴリーで停滞していたように感じるのですが、精密採点DXミリオンはそのいずれにも当てはまらない新しいジャンルの採点ゲームを実現しており、十分に攻略のしがいがあるゲームだといえるでしょう。
勿論、正統派ともいえる精密採点DXーGも並行して進化して欲しかったという気持ちはありますが、そこは次回作に期待と言うことでしょうか。
新規ユーザーの開拓なるか?
個人的にはどの採点ゲームも音ゲー的な感じで楽しんでいますが、今回の精密採点DXミリオンはより一層と音ゲー色が強く従来のとはまた違った楽しみ方を実現出来ていると思っています。
この精密採点DXミリオンは若干甘い点もあれど、今後のブラッシュアップ次第ではこのゲーム目当てのユーザーも獲得できるかと思います。そこに期待していきたいですね。
あ、そうそう。DAMとものマイページから結果が参照できないのはなんとかして下さい。