HUAWEI P20 雑感。P20 Proの代わりにはなれない…?難しい1台。

HUAWEI P20の国内版を一時期使っていたので感想を書こうと思いながら一ヶ月くらい経ったので下書きの素材の味を活かし簡単に言えばTwitterで完結できるような薄いクソ記事を投稿します。

huawei-report.com

主なスペックとかは上記サイトの通りです。国内版は4/128GBモデルですね。スペックだけで言えばMate 10 Compact的なアレになりそうですが、Pシリーズで言えばスタンダードモデルな訳です。

カメラ

撮るのが楽しいカメラ、それこそがHUAWEI。だなんてP9の頃から感じていますが、AIが云々かんぬんとか手持ちで夜景がどうこうとかまぁP10と比べたら「毛が生えた」以上の進化はしています。

単純に読んで字の如くで、写真は「真を写している」べきであり…と考えると正直微妙な点があり、それの代表的なシーンは青空と夜景でしょう。

マスターAIがシーンを判断し、勝手に撮影モードを切り替えてくれる便利なのかお節介なのかで言えばお節介に近い機能が自由気ままに暴れるので青空では青空モードに切り替わってくれます。

f:id:syuma09162:20180827015154j:plain

その結果、青が強調された画像を撮影あるいは生成するのですが少し違和感が強いです。

f:id:syuma09162:20180827015250j:plain

青空モードを解除するとこんな感じ。何事も好き好きなのであーだこーだと難癖を付けたくはありませんが、後者の方が自然で好きです。重ね重ね言いますが好き好きの世界ですので前者が好きな人を否定するわけではありません。

マスターAIはこの他にも、たまたま映り込んだ人を検知してポートレートモードに切り替わったりとか、画像の中のテレビや張り紙を検知して書類スキャンモードに切り替わったりと賢いのかお節介なのかは微妙なところです。結局OFFにしてしまいましたが、これはこれで面倒になります。理由は後述します。

そして夜景でしょう。手持ちでも夜景モードが使えるようになりましたがいくつか気になる点があります。

まず単純に手持ちなのに「三脚等で固定されてる」と端末が検知してしまうと三脚での夜景撮影が始まります。「手持ちでの夜景」も「三脚での夜景」もひっくるめて「夜景」モードである上に手持ち/夜景をユーザーが切り替えられないのは少し不便です。

ちなみに、手持ちなのに三脚だと検知されると20秒くらいかけて撮影してしまうのでいうまでも無くブレます。なので、ソレが起こる確率は低いとはいえ非常に厄介に感じるシーンはあります。

そして手持ちで撮影した夜景(コレは手持ちと検知されました。)

f:id:syuma09162:20180827020110j:plain

どう感じるかはさっきの青空同様に好き好きの世界なので個人的な見解を述べると無理に明るくした感があります。

f:id:syuma09162:20180827020342j:plain

夜景モードではなくオートで撮るとこんな感じ。この作例自体が良くないので比較しづらいのですが、P20 Proも同様で通常のオートで撮影しても普通に問題なく綺麗に撮れるので無理に夜景モードでハデハデな写真を撮る必要って…と感じます。

とはいえ、夜景モードが使い物にならないしょうも無い機能かというとそうでも無いです。

f:id:syuma09162:20180827021505j:plain
f:id:syuma09162:20180827021507j:plain
f:id:syuma09162:20180827021619j:plain
f:id:syuma09162:20180827021622j:plain

薄暗い環境や、周囲とは浮いて明るいモノが存在するようなシーンでは割と役に立ちます。カラオケのコマンダーを撮影したり、薄暗いカラオケルームの撮影にもうってつけです。

mobile-g.hatenablog.com

前々から言っているとおりですが、飯を撮る際には結構当たり外れがあります。フードモードがあった方がマシな場合、無かった方がマシな場合、Proモードで調節してなんとかそれらしくなる場合といった感じでまちまちなのでなんとかなりませんかね…。といったお気持ちです。

f:id:syuma09162:20180827022233j:plain
f:id:syuma09162:20180827022253j:plain
右がフードモード(以下同)
f:id:syuma09162:20180827022236j:plain
f:id:syuma09162:20180827022234j:plain
f:id:syuma09162:20180827022238j:plain
f:id:syuma09162:20180827022240j:plain


何度も言いますが好き好きです。

f:id:syuma09162:20180827022459j:plain
f:id:syuma09162:20180827022523j:plain
右がフードモード

f:id:syuma09162:20180827022605j:plain

Proモード

HUAWEI P20 Pro(HW-01K)とHUAWEI P20を併用していたため、多くの機会ではHUAWEI P20 Proで撮ることが多かったのですが、HUAWEI P20でも2倍以上のズームしたりしない限りでは遜色ない写りをしている気がします。

マスターAIは正直いらないかなと思います。しかし、従来のHUAWEI Mate 10 Pro以前のモデルからカメラアプリのUIが変わったため、モードを切り替える手間が増えてしまいました。

HUAWEI的には「マスターAIが勝手にモードを変えるから、ユーザーがいちいちモードを変える必要が無い」とでもお考えなのかもしれませんが、正直マスターAIはまだ常用するには微妙です。

マスターAIが誤認識をして撮影モードを変えた場合、アニメーションが挟まれるため撮影モードをOFFにするまでに若干時間がかかります。それ故、急なシャッターチャンスを逃す可能性も否めません。

さて、ここまで呼んだのであれば聡明な読者諸君はAIをOFFにしろと思うでしょう。コレが最適解です。えぇ。しかし、コレはコレで面倒になるシーンがあります。

HUAWEI P20シリーズよりカメラアプリのUIがマイナーチェンジされ、機能切り替え回りが中心に変わりました。

HUAWEI P10やMate 10 Proではスワイプ一回でモード一覧を呼び出せたのですが、マイナーチェンジによりそれが出来なくなったわけです。

どのように変わったかというと、主要機能はタップ(またはスワイプ)で切替、それ以外は"その他"にまとまっている状態になりました。"その他"をワンタッチで呼び出すこと自体は出来るのですが、"その他"を開けば全機能が並んでいるという訳では無く正直面倒になった感じがします。これも結局好き好きですがね。

…とここまでが夏に書いていた記事です。季節は変わり、気がつけば秋になりました。honorの代わりっぽいnova 3が発売され、Kirin 970スマートフォンの選択肢がまた増えた今日この頃としてはHUAWEI P20の立ち位置ってどうなんだろうと思うばかりです。

この記事で何を伝えたかったのかは正直覚えていないのですが、少なくとも題の通りでP20とP20 Proの間にある差は小さいようで大きいって感じの話だったような気がします。

多分、カメラの後で触れたであろう内容を要約するとこんな感じ。

・ネットワーク周り

HUAWEI P20 ProがHW-01Kとしてリリースされ、docomoはもちろんSIMロック解除au VoLTEに対応しました。audocomoのVoLTEにオープンマーケットモデルが対応してくれないのはなぜなのでしょうか…?

→補足するといつぞやのIIJ mio meetingにて「docomoのVoLTEにはHUAWEIのダイアラーが非対応であるため…」といった内容を説明していたとのこと。今後の機種やEMUI 9.0などの今後のソフトウェアで対応してくれることを祈っています。また、au VoLTEへの対応は時期を含め表明されました。

LTEの対応BandもLTE Band 21に是非!って感じで書くつもりだったと思います。

・メモリ

4/128GBが果たしてフラグシップモデルとして適当なモノであったのかという疑問。特にここ最近ではミッドレンジモデルですら当たり前に4GBのRAMを搭載する時代ですのでもうひと頑張り欲しかったです。

・バッテリー

Mate 10 ProやP20 Proはそれなりに満足できる電池持ちだったこともありP20も期待こそしましたがうーんといった感じでした。

・カラー

HUAWEI P9の頃の赤青的な枠でTwilightを少し期待してましたが・・・。まぁ、こればかりは仕方ないですね。nova 3のグラデーションカラーや鮮烈なレッドなどとの棲み分けでしょう。

 

この後、何を書いて締める予定だったか忘れました。Mate 20 Pro期待してま~す。来年まで買えそうに無いけど・・・。